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異世界食堂

2019.11.24

大塚惇平作のライトノベルを原作に2017年にアニメ化された作品。全12回で1回に2話あるので24話。(公式サイトはこちら
また、原作の小説はこちら

【あらすじ】
オフィス街の雑居ビル1階にある老舗食堂「洋食のねこや」。先代(祖父)から店を引き受けた店長が月-金のランチとディナーの時だけ開くこの店ですが、毎週土曜日だけは扉が異世界につながり、人間だけでなくドワーフ、エルフ、ドラゴンなどの異世界人がやってくる不思議な店でした。料理を作る店長と両親が亡くなった後、生き残るすべを探している最中に偶然店に入り込み、その後土曜だけのウェイターとして働くことになった魔族の少女・アレッタ、偶然現れた扉に興味を持ち、同じくウェイターとして働くことになった神に近い力を持つドラゴンの少女・クロの3人は今日もまた扉を通じてやってきた客に料理を提供するのでした。

【操りのポイント】
 第11回(21話)「カルパッチョ」
 背中に翼をもち、鳥に近い足を持つセイレーン種族。この種族は巣作りのために旅をする習性を持っていました。セイレーンの少女イリスと少年アーリウスは、かつて何十年も前に強力な魔物キマイラをたった一人で倒して島を支配した恐るべき人間の住む島に一度下見に行くのですが、そこで不思議な扉を見つけ洋食のねこやに入ってきます。
 きょとんとする2人に対し、アレッタが店の説明をし、メニューを持ってきますので席についてお待ちくださいと厨房に向かいます。2人は席に着こうとするのですが、イリスが店にある楽器(ピアノ)を見つけ触ってみて興味を持ち、音を鳴らしながら歌を歌いだします。「それはいけないよ」とやめるよう諭すアーリウスですが、イリスが一緒に歌いましょうよ誘い、ついに2人は一緒に歌いだします。
 すると、料理をしていた店長の目がとろんとし、メニューを持ってこようとしたアレッタも瞳から生気がなくなり、体をふらふらと動かしてぼーっとした表情で立ち尽くします。セイレーンの歌声には人を魅了する力があるのでした。

 まさかこの作品で操りネタがあろうとは思いませんでした。WEB版のカルパッチョの回ではこのシーンはないようです。クロが2人の口をふさいだ後に目が覚め、「でもなんか心地よかったですね」と少し呂律の回らない口調でしゃべるアレッタさんのセリフは好きです。あと、操りとは関係ないのですが、クロ初登場回のダイナミック全裸入店のシーンは思わず笑いました。
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オーバーロードⅡ

2019.11.11

2018年1月から3月まで放映されたアニメ。全13話。公式サイトはこちら(続編のオーバーロードⅢと一緒のサイトになっています)

【あらすじ】
基本的なあらすじは以前に紹介したオーバーロードのページを参照。1話から5話までがリザードマンの部族の話で、6話から13話がリ・エスティーゼ王国の話になります。

【操りのポイント】
 第6話
夜中に灯を手に持ち街中を歩く2人の男に、冒険者チーム「蒼の薔薇」に所属する双子の女盗賊(忍者)ティアとティナがそっと忍び寄り、首筋に特殊なナイフを突き立てます。すると、男たちは顔が白くなりまるでゾンビのようにうろつきだすのでした。

 10秒かそれくらいのシーンです。あと、王国の裏社会を牛耳る「八本指」の麻薬取引部門長である元女娼婦・ヒルマが、ナザリックに連れてかれて、そこで洗礼という名の調教を受け、心が折れナザリックに忠誠を誓うようになります(どういう調教かは作品を見ていただいたらわかります。絶対に受けたくないような調教ですが)。また、八本指を護衛する「六腕」と呼ばれる6人の戦士のうちの1人でサキュロントと呼ばれる男が幻を相手に見せる能力があり、その力で幻惑しようとするシーンがあります。

 オーバーロードⅢについては特になし。ただ、8話で金目当てでナザリックに入り込むも、アインズたちのあまりの力の強大さにあっさりと捕らえられてしまったクレリックの男ロバーデイクに対し、アインズが記憶をいじって信仰心を変えてやろうかと言い放つシーンはあります。

(2019.11.11追加)
 ナザリック大墳墓第7階層守護者・デミウルゴスの「支配の呪言」という能力が肉体操作。レベル40以下のものは彼の話す言葉に逆らえなくなってしまい、「平伏せよ」という彼の言葉でトカゲ族や人間たちが頭が下げられなくなるシーンがあります。(ⅡやⅢにも登場します)

宇崎ちゃんは遊びたい!

2019.11.11

作者:丈
レーベル:KADOKAWA ドラゴンコミックスエイジ 現在3巻まで(作品紹介ページ

 【あらすじ】
 どちらかというと1人で静かな生活を好む大学3年の桜井真一(20歳)。授業も終わり、バイト(喫茶店)もなく、今日は1人ゆっくりとぶらつくかと思った彼のところにやってきたのは、1つ年下で大学2年生の宇崎花。彼女は真一の高校時代の後輩で、いつも真一がぼっちで寂しい思いをしていると思い込み、彼につきまとうのでした。常にテンションが高く、ショートカット、八重歯、~っす口調、あほの子、巨乳、そしてうざい彼女の存在に真一は疎ましく思うも何とか付き合ってあげるのでした。

 【操りのポイント】
 第1巻 第10話「後輩と催眠術」
 いつも真一から軽く見られていることにムカつき、どうかして真一の鼻をあかしてやりたい花は図書室である本を見つけます。そして昼飯の前にに大学のフリースペースに呼ばれた真一は何をされるんだと心配します。しかし、そこで彼が見たのは催眠術の本を読みながら糸付きの5円玉を目の前でぶらぶら揺らし、彼に催眠術を掛けようとする花の姿でした。
 当然効くわけもなく、何のつもりだと抵抗する真一でしたが、プイっとふくれっ面する彼女の姿を見てかかったふりをします。そのあといろいろあり、花が催眠術を掛けようとしたわけを知った真一は、彼女を許し、5円玉の振り子を手に持ち、一緒に飯を食いに行くかと立ち上がります。しかし「今時5円玉の振り子って、効くわけねえだろ」と真一は冗談半分で花の目の前で振り子を振った瞬間、花は催眠術にかかってしまい……。

 オチを先に言うとかかったところで話が終わり、そのあとのおまけの1ページでなぜ花が催眠術にかかったかの説明が入ります。ニヤニヤします。虚ろな瞳でよだれたらして催眠術にかかる花の表情はいい感じです。

 「SUGOI DEKAI」ものをお持ちの宇崎ちゃんですが、作者の好みをぶち込めたキャラだとのことですごい強烈なうざさになっています。でも結構2人の関係はニヤニヤというかお前らカップルやろという感じです。アニメ化してくれませんですかね。

あかねさす少女

2019.11.09

2018年に放映されたアニメ。全12話。公式サイトはこちら

 【あらすじ】
 明るく元気な味噌屋の少女・土宮明日架と明日架の幼馴染で常識人の抑え役・灯中優、元ギャルグループの一員で活発な性格が特徴の七瀬奈々、フランスからの帰国子女で1人でいることが好きな森須クロエ、明日架の一学年下で奥ゆかしい性格だけれでもヒーローにあこがれるみあ・シルバーストーンの同じ学園に通う5人からなる「鉱石ラジオ研究会」。鉱石ラジオだけでなく都市伝説の検証なども行っているこの部は、ある日4時44分にご神木の前でラジオのチューナーを合わせると並行世界を開くことができるという都市伝説の検証を行います。真面目に検証しようとする明日架に対し、いつも失敗ばかりしていることからあきれる4人。しかし、5人目の前に現れたのは一面金色に光り、そして明日架に非常にそっくりな少女がいるの世界でした。

 作品の流れとしては5人のうちだれかを楔にして並行世界に飛び、その並行世界の5人たちと出会い、心に秘めた悩みと対峙しながら世界を飲み込む黄昏と呼ばれる現象を止めるためにそれぞれが変身するというもの(つまり変身少女ものです)

 【操りのポイント】
 第6話、第7話
 1人でいることが好きな森須クロエは1人1人に島が与えられる並行世界に飛びます。そこではネットで自由自在に食べ物を注文し、ドローンで物を運んでくれるという便利な世界で、クロエはその世界の自分の家(小島の中に家があり、たくさんの本が並べてある)の中で1人本を読んで楽しむのでした。
 別のビーチにいた4人のうち、優は洋服をたくさん買って着飾り、みあはスマホゲーに励み、奈々は動画配信をしてたくさんの賞賛コメント受け取り楽します。明日架は3人を食事とか海水浴とかに誘おうとしますがそれぞれのことに熱中している3人は断ります。つまらないなと思う明日架ですが、次第に3人の行動はエスカレートし、目の下にクマができてもそれぞれのことに熱中します。
 そして、クロエはこの世界の自分が残したデータの中に特殊な記号とメッセージがあることに気づき……。

 サブリミナルなどによる洗脳ネタ。あと11話で精神攻撃ネタとかあります。どんどんはまりだす3人の表情はいいなと思いました。あと1つ、全国の「千横場」さんに謝れとは言いたくなりました。
 

マケン姫っ!通

2019.11.09

武田弘光の漫画を原作にした2014年のアニメ(公式サイトはこちら

2011年に放映された「マケン姫っ!」の続編。全10話。ただし、前作は原作準拠だったのですが今回は全話オリジナルストーリー。キャラクターデザイン担当も変更(結城信輝→高見明男)になり、むちむち感が増しており、話もエロコメディ中心になっています。

基本的なあらすじは前作の紹介ページ参照。

 【操りのポイント】
 第1話「魔導検警機構」
 学園内の女生徒たちや女先生たちが襲われ、ブラジャーが奪われ、学園内にはり出される事件が多発。しかも、女性たちは全員気を失ってしまって覚えていないとのこと。その被害者の一覧を見ていた武はAカップからGカップの女性まで順番に襲われていることに気づきます。となると次はHカップの女性がターゲットに。そんな人たちがいるのかと悩むマケンキのメンバーですが、天谷春恋(武の年上の幼馴染)と藜チャチャ(関西弁を話す褐色少女)がHカップであることがわかり、2人をおとりにすることにしました。
 春恋とチャチャは2人部屋に残り、犯人を待ち構えますが、天井の通気口から黒い液体が流れ床に落ちてきてコートを着た子猿の姿になり、子猿は2人の前でコートを脱ぎあそこを2人に御開帳します。突然のことに驚く2人ですが子猿が腰を円状にグラインドさせた瞬間周りがぼんやりとぼやけだし、猿のあそこから目が離せなくなり瞳から生気が失われてしまいます。そこに監視の目をすり抜けて部屋に入ってきた真犯人の男が現れ、焦点の合わない瞳でぼんやりと立ち尽くす2人に対し「お互いブラを奪い合うよう」命令します。すると2人は向かい合い、彼の命ずるがままお互いのブラを脱がしあうのでした。

 いろんな操りネタサイトで紹介されているシーンです。操りとは関係ないですが、春恋とチャチャがHカップと判明するときの姫神コダマ(貧乳の式神使い)と砂藤季美(マンガを描くことが好きなちっちゃい少女)の2人が落ち込むシーンが結構好き。

 第2話「タケル君が好き☆」
 エレメントを悪用する強盗犯・霜柳まひるの力により春恋が記憶喪失になるシーンがあります。

 第3話「ニャケン姫っ?」
 櫛八イナホ(自称「武の許嫁」のエレメント使い)と仲良くしている猫のモンジ。ある日、イナホは学園にモンジを連れてきたのですが、エレメント使いたちの近くにいつもいたモンジにもエレメントの力が集まっており、モンジから光が発せされ、それを浴びたマケンキのメンバーが猫少女化(猫耳+しっぽ+話の語尾がにゃ)するシーンがあります。発情期になり武たちに迫るシーンとかもあります。

 第7話「その名はルドル!」
 姫神コダマが偶然店で見つけたテディベア、彼女はその可愛らしさに思わず購入し、ルドルと名付けますが、彼は自由に動き言葉もしゃべるHなことが大好きなぬいぐるみでした。で、彼は生まれ持った超絶テクニックで触った女性を次々と絶頂に導くのでした。学園内でルドルのテクニックに溺れ、息も絶え絶えに廊下で倒れる女生徒たちのシーンとかあります。

 第10話「そして、マケンキへ」
 現在学園長の六条実、保険医の二条秋、武の担任・雨渡豊華、そしてマケン製作者・耕志玄らが天日学園の学生だった頃のお話。現在は傭兵部隊・VENUSの隊長も務める美男子の古大赤耶(彼も学園の生徒)が、自身の持つ銃型マケン「スウィンダル」の銃弾を相手に打ち込むことで相手を眠らせるシーンがあります。
 また、重要な機密を有する天日学園の理事室に誰かが忍び込む事件が生じたため、玄は真夜中の学園を捜索しますがそこで赤耶に出会います。お互い対峙する2人ですが、そこに現れたのは学園の三大天女と呼ばれた黒髪ぱっつんの美女・佐久乃花。彼女は虚ろな瞳でぼーと立ち止まり、赤耶はすぐに彼女が誰かに遠隔操作されていることに気づき、彼女を止めようとしますが突然彼女が鋭い動きで赤耶に抵抗するのでした。そして赤耶の思い通り、近くに影使いの女がおり……。

 取り押さえようとする2人に対し、真犯人が乃花を操り、人質であることを見せつけるために彼女の制服の上着やスカートをめくらせHなポーズを取らせたり、自分で首をしめさせたり(しかも表情は幸せそうな表情)するシーンはいい感じでした。

 原作の続きのアニメ化はもうしないのかなあ。アニメで動くエスパダさんを見たいのですが。実際にやるとかなりまずいことになるのはわかっているのですが。
 

マケン姫っ!

2019.11.09

武田弘光の漫画を原作に2011年に放映されたアニメ。全12話(+OVA1話)

【あらすじ】
 今年より女子高から共学になり、かつ試験も面接もなく全寮制というところにひかれた大山武は私立天日学園に入学します。そこで彼は1つ年上の幼馴染で天日学園統制会副会長の天谷春恋と3年ぶりに出会います。
 武は入学式で学園長の六条実から「八マケンの所有者になるため、魔力や霊力などの様々な力、エレメントをうまく扱えるように学んでください」と言われ、何のことかわからず頭を悩ますのですが、彼がそこで見たのは剣から衝撃派を出したり、空高く飛びキックをかます特殊な力を持つ生徒たちでした。
 そこで彼はエレメントという存在を知り、学園内の様々な事件や事故などの解決役である「魔導検警機構」(「マケンキ」)へ所属し、春恋や自称「武の許嫁」と名乗る櫛八イナホ、春恋と同学年で式神を使う姫神コダマらと数々のトラブルに立ち向かうのでした。

 アニメは原作の1巻から3巻の前半と5巻の後半、そして最終回がオリジナルで構成されます。

【操りのポイント】
 第5話(原作では2巻)
 マケン「ネフィーラ」を使う2年の網緒組が登場します。このネフィーラは一定の範囲内に足をついている人の名前を呼ぶことでその人をそこから動けなくさせてしまう力があり、彼女はその力を使い武たちに襲い掛かるのですが、話の最後で彼女もだれかに洗脳されていることが判明します(ただし、術を掛けられるようなシーンはなく、記憶が戻った後の驚愕する彼女の表情が出るくらい)

 第10話(原作では3巻)
 この話から登場する大和乙媛の持つ力「グルーミングガーデン」が操り能力。彼女の周りにいるものの人形を作りだし、その人形を動かすことで相手にも同じ行動をとらせるというもの。
 
 第11話(原作では5巻)
 1学期が終わり合宿が始まる前、お金を稼ぐためにメイド喫茶のバイトを手伝う武たち。藜チャチャ(マケンキのメンバーで関西弁をしゃべるHカップの爆乳褐色少女)のおふざけで人前でおっぱいをさらけ出してしまった春恋は外に出てビラ配りをするのですが、そこに現れたのはアームドスーツを着た謎の人物。彼は誰かに洗脳されており……。

 原作も多いので(大半は乙媛が暗躍していますが)、アニメではそんなに大きくは取り扱われてはいないのですがいいのではないでしょうか。ただ、アニメ版は最後の数話が不満です。10話まで原作をほぼ丁寧に追いかけていたのに。原作3巻後半から5巻前半のVENUSとの対決まで書いて終わらせればよかったのにと思う。