江戸忍法帖

2014.05.04

出版社:角川文庫、講談社文庫、時代小説文庫など
著者:山田風太郎

【あらすじ】
 山田風太郎の忍法帖シリーズの中の1つで、徳川五大将軍綱吉の治世時代、葵悠太郎は生まれ育った足柄の山奥から江戸にやってくる所から始まります。悠太郎はいないとおもわれた綱吉のご落胤で、その存在を知った将軍家御側衆・柳沢吉保は何とかその存在をこの世から消そうと配下の甲賀七忍を差し向け、悠太郎の三人のお共だけでなく、長屋でお世話になった角兵衛獅子のたあ坊も殺してしまいます。その亡骸をみた悠太郎は復讐を誓い、七忍に立ち向かうのでしたというお話です。

【操りのポイント】
 で、甲賀七忍が一人、寝覚幻五郎が使う「忍法幻五郎憑き」が催眠術で、彼の薄目と目が合ってしまった人は彼の目の中に体や心が全て吸い込まれる感覚を覚え、いつのまにか幻五郎の言われるがままに動いてしまうというものです。後半悠太郎は吉保の娘・鮎姫を一目惚れしてさらってしまうのですが、そこに幻五郎がやってきて、鮎姫を連れ戻そうとした時に一緒にいた勝気な女が時間稼ぎのために幻五郎の前に立ちふさがり、「忍法幻五郎憑き」に抵抗していき、最初は踏ん張るも、次第に心が吸い込まれていき、最終的には屈するというシーンは見ものです。
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